アンチエイジング

■アンチエイジングの重要性

人は、誰もが、いつまでも元気で若いままでいたいと願っています。実際は、皆、齢をとり、若いころのようにはいかなくなってきます。
ですが、年齢は一つずつ誰もが等しく齢を重ねるのに対し、「若さ」や「元気さ」は人それぞれです。つまり、「齢をとること」と「老化」は異なるのです。
近年、高齢化社会の進展、疾病による医療費の負担増大、健康増進やQOL向上の重要性からアンチエイジングへの注目が高まっています。
そこで、アンチエイジング(抗老化)について考えてみたいと思います。

■アンチエイジングとは

日本抗加齢医学会では、以下のようにアンチエイジング医学を定義しています。
「元気で長寿を享受することを目指す理論的実践的科学である。」
単に寿命を延長するのではなく、人間としての寿命の質を上げ、たとえ齢をとることによって何らかの病的状態が出現して いても、肉体的にも精神的にも、個人として全体的に“元気であり”バランスのとれた状態に保たれていることが重要と定義しています。
アンチエイジングの成果は生活習慣病をはじめとする様々な疾患を予防し、ストレスや疲労、免疫低下などの疾病発生促進因子を改善し、健康長寿の実現を可能とするものです。その内容は、遺伝子や細胞レベルから、動物やヒトの個体レベルまで幅広く、生化学、生理学、臨床医学などの医学系にとどまらず、化学、物理学、農学、薬学など広範囲にわたっています。
(日本抗加齢医学会HPより引用)

■カイロプラクティックにできるアンチエイジングの可能性

カイロプラクティックはアンチエイジングに対してどのように貢献できるのでしょうか
老化には少なくとも3つの側面があり、
「機能的老化」、
「細胞的老化」、
「精神的老化」です。

・ 機能的老化

 機能的老化とは、簡単に言えば、若い頃のように動けなくなることです。
 関節を曲げたり、伸ばしたり、飛んできた物をよけたり、転ぶ時とっさに手を着くことができなくなることです。よくつまずいたりするのも機能的老化です。
 この老化は放置しておくと、二次的な問題を引き起こします。例えば、関節周囲では、組織が変性して形が変わってしまい、肩の痛み(五十肩など)や膝の痛み等につながります。また、骨がもろくなっている高齢者の転倒は、骨折しやすく、それがもとで、寝たきりになる可能性も出てきます。寝たきりなど介護が必要となる原因は、脳卒中を筆頭に高齢による衰弱、転倒・骨折、認知症などが上位を占めています。

 カイロプラクティック・ケアは神経系の働きを正常にして、機能障害を改善することができます。カイロプラクティック・ケアを受けることで、関節の可動域が広がるだけでなく、全身の筋肉がうまく使えるようになることから、転倒予防になり、慢性疲労防止にもなります。カイロプラクティック・ケア後、敏捷性が速くなったという研究報告もあります。

・細胞的老化

 細胞的老化とは、簡単に言えば、しわやシミなどです。
 細胞は日々、再生されて同じ細胞が作られています。しかし、齢をとると、若い頃とは、明らかに違うものになります。それが細胞の老化で、老化は主に酸化ストレスにより、細胞再生のための設計図に該当するDNAが損傷を受けてしまうことで起きるといわれています。
その酸化ストレスは活性酸素によって発生し、体内に取り込まれた酸素から発生する活性酸素と紫外線や放射線などから発生する活性酸素があります。酸化損傷を受けると、しわやシミだけでなく、がんや動脈硬化になるといわれています。
若い方でも、生活の不摂生であったり、食生活の乱れや過度の日焼けにより、細胞にダメージを与えてしまうので、若い頃からのアンチエイジング対策は必要です。

 DNAの酸化損傷とカイロプラクティック・ケアについての研究によると、カイロプラクティック・ケアを受けた夜に5時間以上の睡眠をとり、継続的にカイロプラクティック・ケアを受けた被験者は、DNAが酸化損傷された時に生成される物質の生成速度が施術開始前より、有意に低下しています。
なぜ、カイロプラクティック・ケアでDNAの酸化損傷の抑制ができるのか、未だ、解明されていないことが多いのですが、研究結果からカイロプラクティック・ケアは細胞の老化抑制に対して期待できることが示唆されました。
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・精神的老化

 齢をとっても継続しよう、新しいことを始めようというチャレンジ精神がなくなっていくことです。
 こればかりは、カイロプラクティックで、どうすることもできません。ですが、体が楽になれば、気持ちが軽くなります。カイロプラクティックで体を改善していくことで、慢性的な疲労感をなくし、精神面をサポートします。

カイロプラクティックは、症状をなくすことだけでなく、「予防」や「ヘルスケア」という分野も得意としています。

誰もが老化の時計の針を止めることはできません。老いを受け入れることも必要です。受け入れるからこそ、いつまでも肉体的にも精神的にも、個としてできる限りの健康な状態を保とうと思うので、アンチエイジングは必要となるのです。