肩の痛み

■肩の構造

 肩の関節の特徴は、他の関節に比べ、可動域が大きいことです。それは、肩関節が球状であることと肩甲骨と連動して動いているからです。可動性が大きい反面、靭帯が貧弱で、不安定性が高い関節です。肩周囲には、ローテーター・カフといわれる棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋や三角筋、大円筋、烏口腕筋など多くの筋肉が付着しているのも特徴です。また、潤滑油のような役割をする肩峰下滑液包もあります。

■肩の痛みの原因

 肩の痛みは、スポーツやお仕事などで肩をよく使う方や逆に普段、あまり肩を大きく動かさない方に起きることが多いと言われています。

 肩関節の不安定性と複雑な構造のため、棘上筋腱などの挟み込みによる痛み(インピンジメント症候群)や肩峰下滑液包の炎症(肩峰下滑液包炎)が起きることもあります。その中に神経や血管が走行しており、肩周囲の状態により、圧迫や伸張され、腕が痺れる胸郭出口症候群などの神経症状もでることもあります。肩関節は、多くの筋肉が付着していることから、筋肉の伸張性が肩の可動性に大きく影響してしまいます。普段、あまり肩を動かさない方は、肩周囲の筋肉が硬く、動きが悪くなるので、それに伴い肩甲骨の動きが損なわれます。肩の拳上制限と痛みを伴う、いわゆる四十肩、五十肩もこのようなことが原因で起きています。

 肩の痛みをお持ちの方は、肩だけでなく、首や背中に問題を抱えて方が多いです。腕は胴体に着いているので、頸部や背部の不安定性は、肩の筋肉に不必要な緊張を与え、上記の障害を助長させます。

■カイロプラクティック・ケア

カイロプラクティックでは、肩だけでなく、首や背中など全身のケアを致します。、全身のうまく働いていない体の機能を正常化することで肩の痛みなどの症状を根本から改善させることができます。

 ここでは、病理的な問題が少ない肩の痛みの原因について説明していますが、他に、靭帯の損傷、脱臼だけでなく狭心症などの内臓の病気が隠れていたりする場合があります。